日本書蒼院の書蒼を発刊してから二十年余が経過いたしました。
この間、会員の皆様、各支部長のご尽力、そしてご支援くださる多くの方々のお力添えにより、当院は着実な歩みを重ね、全国各地での展覧会や教育活動を通じて、数多くの優れた書人を世に送り出してまいりました。
また、当院の特色ある取り組みである「環境書道展」も回を重ね、書を通じて社会とつながる活動として広く認知されるまでに成長いたしました。21回展は羽田空港で、児童から一般まで幅広い世代が参加し、書の持つ力を広く世界に社会に発信できたことは、私どもにとって大きな喜びでもありました。
5年前より当院は新たな大きな歩みを進めてまいりました。
産経国際書展ならびに産経ジュニア書展へ団体として参加し、多くの入賞・入選者を輩出するなど、輝かしい成果を収めることができました。これは、日頃から地道に研鑽を重ねてこられた会員の皆様の努力の結晶であり、当院の教育と指導の質が高く評価されている証でもあります。
さらに、児童教育の分野においても、毛筆硬筆書写検定対応の指導体制を充実させ、また児童による書道パーフォーマンスなど、書を学ぶことが学力や人間形成にもつながる総合的な教育として確かな実績を築いてまいりました。書を通じて育まれる集中力、感性、そして礼節は、これからの時代を生きる子どもたちにとって、かけがえのない財産となることでしょう。
今後も日本書蒼院は、伝統を尊びながらも時代に即した新たな取り組みを積極的に取り入れ、会員相互の交流と技術向上を図りつつ、書の魅力と価値をより広く社会に発信してまいります。
書を愛するすべての方々とともに、次の時代へ向けて、さらに大きく羽ばたいていくことを心より願っております。
理事長 谷 蒼涯


略歴
昭和37年東京都板橋区に生まれる
昭和60年東京理科大薬学部卒業
平成10年青海書道会発足(私塾)
平成12、13年読売書法展仮名部特選(2年連続)
平成14年日展入選(仮名)
平成15年日本書蒼院設立同院 理事長に就任平成16年競書雑誌「書蒼」発行
平成17年第1回日本芸術文化環境書道展開催
平成22年一般社団法人書蒼 設立
平成23年入間市に教室本部設立
平成31年1月 青海書道会を蒼心会に名称変更
令和2年産経国際書展理事就任
令和5年産経国際書会専管理事就任
書歴
・日展入選(かな部)
・読売書法展かな部特選受賞(2年連続)
・文部科学省認定(硬筆、毛筆)書写検定1級、毛筆優良賞受賞
・文部科学省認定(硬筆、毛筆)書写検定 埼玉県審査員
・NPO法人 日本藝術文化環境考solaの会 理事
・2004年 日本書蒼院を立ち上げ、理事長として独自の書活動を展開中。
・競書雑誌「書蒼」毎月発刊、手本揮毫
著書
・「初心者のための教科書 わかる!かな書道」「はじめての小筆字」
「美しい小筆字」「書ける!かな書道」「谷蒼涯の書道教室」他共著も含めて多数出版
